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BikeNavi Grand Prix 2006 ツール・ド・あしがら 開成エンデューロ (2006.11.25) 


本年の自転車レース第2戦は「ツール・ド・あしがら 開成エンデューロ」でございます。
前回同様、規定時間に何周できるかを争うレースです。
今回のカテゴリーは「180分男子 車種混成チーム」。なみ氏のロード2台+初出場の私のGIANT号クロスバイクの計3台です。
メンバーは・・・いつものムサイ精鋭4人組。私以外の3人は昨年に続き2年連続出場(の様子は
コチラ)。

朝6時50分に田園都市線溝の口駅に集合。K玉氏とM氏を拾います。
と言っといたら7時頃には来るやろうとの深い読みだったが、ちょっと外れて7時10分に出発。まあ、そんなもんか。

横浜青葉ICから東名に乗る。厚木近辺まで込んでいたが、あとは比較的スイスイと大井松田ICまで。下道でやや迷いつつ、8時半頃に駐車場に到着しました。

開成町。雪をいただく美しい富士山が見える、本当に「のどかな田舎」という表現がピッタリな土地です。

ホンマに良い天気やった。白く輝く富士山がまぶしいぜ。

荷物をピットに運び込み、各自朝飯を食ったり準備運動にいそしんだりします。
そして、なみ氏苦心の作「チームJ○ POWERED BY ○○工房」
オフィシャルジャージの授与式。
格好いい!さすが歌って走れるエッチンガー。スプレーでよくここまできれいにできた!感動した!
何より集団でいると目立つし、ぐっとチームっぽくなっていいじゃない。
後は実力が追いつくのを待つのみ。

の文字が怪しく誇らしげに光る。これで周囲のライバル達も一目置くでしょう。
一番左は今回初登場のレースクイーン2号

しかし今日は暖かいねえ。
天気予報では「晴れ 最低5℃ 最高13℃」くらいだったと思うが、ピットにはさんさんと太陽の光が降り注ぎ、体感温度はもう少し高い。風も弱いからね。

ピット遠景。設営ごくろうさんどした。 初のレースを前に緊張の色を隠せない愛車GIANT号。
レース仕様で実測10.3kgまで軽量化。

愛車のタイヤに空気を入れ、準備完了。試走時間前ですが試走に向かいます。

コースはほぼフラットな全長3.1kmの公道を封鎖して行われる。
タイトで細いコーナーがいくつかある。曲がり角の電信柱にマットが巻かれていたり、田んぼに落ちないようにネットが張ってあったりします。
後半のストレートは道路の状態もいいし、ちょっと下り・追い風に乗ってかなりスピードが出そう。

後半の直線が気持ち良い。高低差10mほどとほぼ平坦。

メイン会場及びピット。 先に見える交差点がコースとピットへの道の分岐点です。

こののんびりとした田園地帯で、仁義なきチャリレースが開催されるとは。


今回はそれぞれ何周するかね? チームは4人だし、コースからピットが遠いから、なるべくピットインは少ない方が有利。
「まずなみ氏が5周くらい、あとの3人はノルマ3周くらいであとは成り行き」という感じの方針にしますかね〜。
同カテゴリーは全17チーム、一桁順位は当然、
狙うは初の表彰台!

いよいよスタートの10時半が迫る。
スタート地点が遠いので、第1走者のなみ氏が無事にスタートダッシュを切っていることをピットから祈らせてもらいます。
しばらくして、ピットに入る分岐あたりでなみ氏の快走ぶりを撮るべく、いそいそとコースへ。
おう、走ってる走ってる。結構みんな速く走ってるように見えますな。最初だからか、まだまだ集団がバラけずスピードが乗っていない集団もいたり。

しかし・・・
しばらくすると、明らかに周囲の人たちとは別世界のスピードで走ってくる集団が接近!
「トップ集団だ!」と誰かが言いました。まさに「快速列車」という形容が相応しい。
あっという間に近づき、あっという間にコーナーを抜けていく。その中に、我がチームの
監督兼エースのなみ氏の勇姿が! 超カッコイー! 惚れ直すぜー(byレースクイーン) 頑張れ〜!
近くで見ると迫力が違いますな。

キタキタキター! 異次元のスピードを見せつけるトップ集団、接近中。その中には…

なみ氏の有刺勇姿が! 果敢にインを攻めるなみ氏。シビれるぜ。

しばらくなみ氏の周回を見物し、ピットに戻る。
しかし、待てど暮らせどなみ氏がピットインする気配なし。「やっぱり田んぼに突っ込んだか?」と心配になり、大会本部に迷子のお知らせ放送をお願いしようかと思ったら、なみ氏帰還。
調子良くローテーションできたので、タイムを稼いでくれていたらしい。
8周、ご苦労様。

第2走者のK玉氏。
会社での
激ハードワークでさすがに締まったかと思いきやそうでもなかったごつい体を、なみ氏のLOOK号に預ける。自転車が心なしか細く見えるような気が。
色んな意味でアツい走りを披露し、第3走者のわたくしの番。

今回はちゃんとグローブを付けてますよ。

レースクイーン1号とツーショッツのK玉氏。 ガツンと行くで!オラオラ、そこどかんかい。

コラコラおっさん。何余裕かましとんねん。左のヤツを抜け!

コースイン。風が少し冷たいなあ。2周の試走で大体のレイアウトは覚えているので、普段よりやや速め(当社比)に飛ばします。
前半は上り&向い風なこともあり30km/hそこそこか。
時折、右横をシャーシャーと速い人たちが抜いていきます。たぶん
40km/超出てるんだろうなあ。先は長い。マイペースで行きましょう。

コーナーは結構鋭角になっているので、コーナリングが難しい。どの程度までスピードを出して曲がってもOKなのか体得できていないので、こわごわ曲がる感じ。
スピードも落ちるし非効率ですわな。これからの課題。
1周してチームメイトの見る前を通過。するところのカーブで曲がりながら漕いでしまったため、左のペダルを地面に擦ってグラッとしてしまう(別の所でももう1回あった)。
あーコワイコワイ。

コーナリング。この直後に左ペダルを地面で擦る。 カッコイー!俺。 ALL SPORTSの写真みたい!


さすがに4周目くらいになるとヘロヘロ気味。
周回を終えて、次のクレイジー
クライマーM氏にバトンを渡す。
妙に丸い山岳用のメットがお茶目です。決して現場系の人ではありません。
夏場に山登り及びロッククライミングで鍛えた脚力を余すことなく発揮して激走!(しているはずだ)。

懸命に漕ぐM氏の向こうで富士山が輝く。こんな贅沢なシチュエーションがあろうか。 お疲れのM氏。いつものパワーは夜までお預けか。

ここまでで既に12時すぎ。このペースだと、皆さんあと1回ずつの走行でフィニッシュしそうだね。
以降、再び第1走者のなみ氏が5周 K玉氏が2周 次の私も2周で全力を出し切るぞ!

なみ氏が2回目を快調に飛ばしている隙に、M氏の山写真を鑑賞していたら、遠くで
「K玉〜!」と大声で叫ぶ声が。
「なんだなんだうるさいなあ。誰やねん」と思ってたらなみ監督がピットインしてきたのでした。
聞いてないよ。お早いお帰りで。
あたふたドタバタと計測チップを取り替える、頼りないチーム員の姿に涙する監督。
泣くな!涙を拭いて顔を上げろ!(逆ギレ気味)

ふがいないチームメイトを悲しく見下ろすなみ監督。すまぬ。 M氏も懸命に粘る。さすが冬山愛好家。

K玉氏からバトンを受け、2回目の出走。1回目よりも脚は軽い。平均も30km/h以上出ているでしょう。コーナリングもだいぶ慣れてきた。
のどかな景色をちょっと見る余裕もあり。
最終周回の2周目。後半の直線で右後ろからシャーシャーとロードの速い人たちが追い抜いていく。
「最終だし、いっちょ喰らい付いてったるか」と密かに決意。
ハタ迷惑にも、快速列車のすぐ左を同じ速度でコバンザメの如くくっついて走ってみた。スピードは
43km/h前後
速くて確かにしんどいけど、思ったより楽! やっぱり一人で走るのではなく、集団走行した方がペースが上がるということか。長いものには巻かれろの法則。
最終コーナーでも列車に割り込ませていただいてコーナリング。ピットへの道に入って別れを告げました。
面白かった!(怪しいGIANT号に惑わされた方、スミマセン)

残り時間もあと15分くらい。最終走者のM氏でちょうどフィニッシュの時間になりそう。
念のためなみ氏への交替に備えて私はピットで待機。
してるうちに新たなピットアウトがストップし、続々と選手が帰還してきた。フィニッシュです。

お疲れさん!
さあ、ここから
メインイベントの「アウトドア鍋」だ!(勘違い気味)
昨晩、自転車の準備よりも時間をかけて食材調達にエネルギーを注いだのだ。寒さに震えるチームメイトの心まで溶かすような鍋を作成しますよ(オーバー気味)。

とはいうものの、現地で野菜を切ったり下ごしらえをするのは無理なので、「醤油ちゃんこスープ」及び「鍋用野菜セット」「鶏肉」「水餃子」などを
鍋に投入すればいいだけなんだけどね。
グツグツと煮えるにつれ、芳しいかほりが周囲に漂う。鍋なんてやってるのは僕らだけでしょう。
羨ましいですか? そうでしょう。でもあげません。
贅沢にも、
炭火で焼いたお餅まであるでよ。そこまでやるか!? そこまでやります。とことんやります。

会社での態度と同様、ふんぞり返って鍋の完成を待つK玉氏。 レースクイーン2号はやかん片手にいそいそと餅作り。

じゃ〜ん!醤油ちゃんこの完成です。お好みでキムチもどうぞ。 かっこむなみ監督。最多周回数、お疲れさんどした。

待ってる間にリザルト発表。「いよいよ初の表彰台か!チームジャージを脱いじゃいかんな」とか言いつつ見に行くと・・・
同カテゴリー17チーム中の
5位!!惜しいなあ!!やっぱりピットでのドタバタが命取り?
でも、上位の4チームは全て2人組。4人組では我がチームがトップの成績です。
ピットイン数が少なければそれだけ有利なので、我々の実力は本物だな(勘違い気味)。
鍋の味が一層美味くなったのは言うまでもない。
4位とは同ラップで4分差。3位とはほぼ1周差。この差は近いのか遠いのか…

この画もだんだんサマになってきたね。 今日一日、晴天でありがとうございました。


さて、お楽しみ抽選会の前に撤収準備をしておきますか。
鍋と食器を洗い、炭を捨て、片付けていく。
だいぶ日が傾いてから抽選が始まりましたが、今回はチーム員誰もかすりもせず
やっぱり前回の私の当たりで運を使い果たしましたか。

荷物や自転車を駐車場まで運び、車に積み込んで会場に戻るとグラウンドはすっかり闇の中。
そんな中、90分の部の表彰式進行中。司会のおねいさんの場違いなほど明るい声だけが整備中のグランドに響き渡る。
せっかく頑張ったのにこの仕打ちはないでしょう。やる気なくなっちゃうよ。かわいそう。

なみ氏の荷物も詰め込み終え、大井松田ICまで1時間、さらに東名で家まで2時間という長いドライブの後、また武蔵○○駅近くの焼き鳥屋で反省会&○○会。
皆様大変お疲れ様でした。
今年のレースは終わりですな。また来年もこのチームで頑張りましょう。

【チーム成績】
カテゴリー:180分エンデューロ 男子 車種混成チーム
周回数:28周
時間:2時間57分35秒
平均速度:29.32km/h
順位:17チーム中5位

【個人成績】*自分のサイコン値
走行距離:20.49km(6周回)
最高速度:44.5km/h
平均速度:31.1km/h
走行時間:39分37秒


最高速度は、シャーシャー快速列車に便乗したため、結構出てます。
平均速度もたぶん同様。

⇒なみ氏のレポート

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